第1回(1985年)受賞者 / 基礎科学部門/ 数理科学(純粋数学を含む) |
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クロード・エルウッド・シャノン (Claude Elwood Shannon)アメリカ / 1916年4月30日-2001年 |
【情報技術の数学的基礎となる情報理論の創成】 |
贈賞理由 |
今世紀においてもっとも著しい発展を遂げ、人間生活の広範囲にわたって重大な影響をおよぼした科学技術のひとつは通信技術である。情報と通信に関する諸課題は、今世紀を超えて将来ますます重大なものとなることが予想されている。 今日にいたる通信技術の発展に、数理科学的基盤を与えたのはクロード・エルウッド・シャノン教授である。1948年に発表されたシャノン教授の論文“A mathematical theory of communication”によって、情報理論と呼ばれる新しい数学が誕生した。それ以前は情報の諸問題を数理科学的に取り扱うことはほとんど不可能とされていたが、シャノン教授の理論によって情報伝達の科学性が浮彫りにされ、数学的取り扱いに対する希望が急速に拡大し、多数の工学者や数学者の関心を集め、情報科学の著しい発展が今日まで続いている。 シャノン教授は、まったく新しい数学の分野を創設し、研究開発の基本方針を明示しただけでなく、その分野においてもっとも重要な概念と技法を発見し、さらに現在の発展段階からみてももっとも基本的とみなせる定理を証明した。このような画期的な業績を果たした数理学者は、科学史を古く遡っても例が少ないといえる。 情報理論において、シャノン教授が定式化した概念、とくに情報エントロピーの概念は基本的であり、 シャノン教授の符号化処理は今日にいたるまでもっとも重要な成果とみなされている。
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