新年のご挨拶

新春を寿ぎ、謹んでお慶びを申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大に世界が大きく揺れ、様々な場面で大きな見直しや転換を求められた一年となりました。

稲盛財団でも、創設以来35年間続けてまいりました京都賞の行事を延期いたしました。

一方、コロナウイルス感染防止のための公演中止によって事業存続の危機にある文化芸術活動に対し、これまで培われてきた文化や芸術の灯を絶やさぬようにと願って緊急支援を実施させていただきました。
また、新しい研究助成プログラム「稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローシップ」の助成を開始いたしました。本プログラムでは、壮大なビジョンと大きな可能性を秘めた研究を10年にわたって支援してまいります。

これからも当財団の理念「人のため、世のために役立つことをなすことが、人間として最高の行為である」を大切に、今、私たちができることを考え、真摯に努めてまいる所存です。
本年も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。

2021年 元旦

公益財団法人 稲盛財団
理事長 金澤しのぶ

ニュース一覧へ戻る