赤﨑勇博士が「エリザベス女王工学賞」に輝く!

2009年に京都賞先端技術部門を受賞した赤﨑勇博士が2月2日、技術革新によって世界に恩恵をもたらした研究者を表彰する「エリザベス女王工学賞」の受賞者に選ばれました。このたびのご栄誉、誠におめでとうございます!

赤﨑博士は、窒化ガリウム(GaN)の結晶成長と発光素子への応用の研究を粘り強く進め、青色発光素子の発明に貢献しました。青色発光ダイオード(LED)が発明されたことで、光の3原色のLEDがそろって白色照明が実現し、現在の私たちの暮らしを支える照明器具やディスプレイ、レーザーポインターなどに、幅広く利用されるようになりました。この技術は、エネルギー消費量の削減にも貢献しています。

今回は、中村修二博士、Nick Holonyak Jr博士、George Craford博士、Russell Dupuis博士も共同で受賞者に選ばれました。

エリザベス女王工学賞は、画期的な技術革新により世界に恩恵をもたらした研究者を讃えるイギリスの国際賞です。2013年に設立され、表彰は2年に1度、今回で5回目を迎えました。2015年には、2014年に京都賞先端技術部門を受賞したロバート・サミュエル・ランガー博士も受賞しています。

*写真は2009年の京都賞ウイークの際に撮影したものです。

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