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稲盛研究助成「専門性と心を磨いて」

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    金澤しのぶ副理事長から贈呈書を受ける助成対象者

 
稲盛財団は20日、今年度の稲盛研究助成金贈呈式をグランドプリンスホテル京都(京都市左京区)で開催しました。全国の大学や研究機関から550件の応募があり、各分野を代表する選考委員が厳正に審査。自然科学系40名、人文・社会科学系10名の若手研究者が選ばれました。贈呈式の冒頭で、理事長の稲盛和夫は「専門性を磨くとともに心も磨き、精神性を高める努力をし、すばらしい研究者として成長してください」とあいさつ。金澤しのぶ副理事長より贈呈書が手渡されました。
 

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    謝辞をのべる赤石大輔さん

 
助成対象者を代表して、京都大学学際融合教育研究推進センターの赤石大輔 特定助教は「感謝の気持ちを胸に抱き、より一層研究を発展させることで、人類の明るい未来に貢献したい」と抱負を述べました。
 
つづいて開かれた盛和スカラーズソサエティ総会では、福川伸次 元通商産業省 事務次官が「時代は我々に何を求めているのか―日本力を再生し、世界に新しいレジームを拓こう―」と題して講演。
 
 
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    懇親パーティの様子

その後の懇親パーティでは、財団の助成を受けた研究者や選考委員の先生方などが分野を超えて交流を深め、盛況のうちに幕を閉じました。
 

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<助成対象者の声>
愛媛大学 プロテオサイエンスセンター 講師
森田 将之さん(写真左上)
民間の研究助成をいただいたのは初めてでしたが、贈呈式はとても刺激のあるものでした。助成通知を受けて、まさか自分が、という感じでしたが、それに選考委員のコメントがあって、それがあの本庶佑先生だったのです。私の研究を評価してくれ、コメントまでいただけたことが、非常に嬉しかったです。今はワクチンの研究をしていて、マラリアの治療と予防に貢献できる研究に、これからぜひ発展させていきたいと思っています。
 
大阪大学 大学院人間科学研究科 助教
野島 那津子さん(写真右上)
贈呈式に出席して、研究をしないといけないという気持ちが高まりました。イギリスでbenefit scroungers(「社会保障のたかり屋」)といわれる人たちがバッシングを受けており、社会保障費を食いつぶすとされる「怠け者」への非難が高まっています。私の研究は、そのイギリスでのメディア分析を通じて、benefit scroungers言説がどのように生まれ、展開してきたかを明らかにするものです。将来、現地の方々に実際にインタビューもしたいと思っています。
 
大阪大学 大学院基礎工学研究科 助教
白石 都さん(写真左下)
たくさんの方からのお祝いと激励の言葉で勇気づけられましたし、これからも研究を愉しんで、がんばっていきたいと思います。私は、アーキアと呼ばれる微生物を対象にして、その遺伝情報の恒常性がどのように保たれているのかということを研究しています。特にヌクレアーゼという核酸分解酵素に着目しています。生命現象というのはまだまだ未知で、開拓しがいがあり、そういうものを発見したい、見てみたい、知りたいです。
 
岡山大学 大学院医歯薬学総合研究所 講師
津下 充さん(写真右下)
このような贈呈式に出席したのは初めてで、とても感動しました。私が小児科で取り組んでいる疾患は「インフルエンザ脳症」といって、インフルエンザにかかった小さいお子さんが熱を出して痙攣したりする重症な病気ですが、そういう病気に対して新たな治療方法がないかということ模索していくような研究です。将来、治療薬を開発し、一人でも多くの子どもを治すことができるよう、社会貢献していきたいと思います。
 

1985年にスタートした稲盛研究助成は、これまでに延べ1,631名、総額16億2,060万円をご支援させていただきました。稲盛財団は、これからも豊かな未来社会の創造に貢献する若手研究者を応援しつづけます。

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