4月25日、京都市内のホテルにて、2026年度稲盛科学研究機構(InaRIS: Inamori Research Institute for Science)フェロー授与式を行いました。
本年度のInaRISフェロー募集対象テーマは「非平衡科学の展開」。35件の申請の中から、厳正な審査を経て、理化学研究所開拓研究所主任研究員の川口喬吾氏と、東京大学大学院工学系研究科教授の沙川貴大氏の2名が選ばれました。
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授与式の冒頭、中西重忠機構長は「10年の支援をうまく使って挑戦的に研究を進めていただき、重要な成果を上げてほしい」と期待を寄せました。また、年に一度開催されるアドバイザリー・ボード・ミーティングについて触れ、「運営委員や専門分野の異なるフェロー同士とのコミュニケーションの場として、有効に活用してほしい」と呼びかけました。続いて、佐々真一選考委員長が選考報告と両フェローの研究計画を紹介したのち、金澤しのぶ理事長より認定書が授与されました
授与に続くスピーチで川口氏は「最近AIが発達して歴史上初めて非生物のものがインテリジェントだということになってきた点にモチベートされ、目的志向性をもつ物質である生物がどのようにエネルギーを使っているのかを解明したい」と目標を語り、沙川氏は「5、6年ほどトポロジーと非線形・非平衡の研究を進めてきた。このプログラムを通じて、普遍的な非線形・非平衡のトポロジカルな理論を開拓し、研究者としての軸を新たにもう一個確立したい」と決意を述べました。
授与式後の昼食会では、委員やフェロー同士の活発な意見交換やショートスピーチが行われ、和やかな雰囲気のなか盛況のうちに幕を閉じました。
