- 採択テーマ
- 新規プロテアーゼ型CRISPR-Cas酵素の探索と多様な抗ウイルス防御機構の解明
- キーワード
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- 研究概要
- CRISPR-Cas機構は、原核生物が備えるファージに対する獲得免疫システムです。Cas9をはじめとする多彩なCas酵素がゲノム編集等に応用されていますが、申請者は東京湾の硫酸還元菌から、RNA依存性プロテアーゼ活性を示すCas7-11:Csx29複合体を発見しました。
Cas7-11:Csx29複合体は標的RNAの認識に伴い活性化し、基質タンパク質(Csx30)を特異的に切断しますが、このプロテアーゼ活性がいかなる分子機序で抗ウイルス防御に寄与するかは未解明です。本研究では、バイオインフォマティクスによる大規模探索で、未知のホモログを同定し、遺伝学・生化学・構造生物学的解析を統合することで、Cas7-11:Csx29プロテアーゼが制御する多様な免疫応答戦略の全容解明を目指します。
助成を受けて
私の前のメンターがInaRISフェローであったこともあり、稲盛財団から助成を受けて研究することは私の目標の1つでした。本研究では、CRISPR-Cas酵素の中でもプロテアーゼ活性を示すユニークなCas7-11:Csx29複合体に着目した研究を行います。細菌がCasプロテアーゼ活性を活用してどのようにファージウイルスと戦うかその全貌を明らかにします。
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生物・生命系(たかめる)領域