中村 修平 Shuhei Nakamura

奈良県立医科大学 医学部教授※助成決定当時

2026たかめる生物・生命系(たかめる)

採択テーマ
リソソーム損傷応答の分子機構およびその老化における役割の解明
キーワード
研究概要
リソソームは細胞内外成分の分解やシグナル伝達のハブとして働き、細胞および個体の恒常性維持に必須の働きをもつ。一方、リソソームは加齢に伴い機能低下し、これが老化や加齢性疾患の進展に関与すると考えられるが、この仕組みは不明である。本研究では、損傷を受けたリソソームに対処して恒常性を維持する「リソソーム損傷応答」に着目し、この応答の破綻がリソソーム機能低下と老化の要因になるとの仮説のもと、その分子機構と加齢に伴う変容の実態を明らかにする。得られた知見をもとに老化制御の新たな基盤創出を目指す。

助成を受けて

本研究は、私たちがこれまで一貫して取り組んできたオートファジー・リソソームと老化の研究をさらに発展させ、老化の根幹に迫る挑戦です。近年、私たちは様々な要因で損傷を受けたリソソームに対処する複数の防御機構「リソソーム損傷応答」の分子基盤と老化との関連を世界に先駆けて見出してきました。本助成を力に、なお未解明な点の多い本応答機構の全容と加齢に伴う変容を明らかにし、その破綻がリソソーム機能低下や老化、加齢性疾患の進展にどのようにつながるのかを解き明かしたいと考えています。老化研究に新たな視点と原理を提示し、本分野を先導する成果へと結実させられるよう、全力で取り組んでまいります。

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