キヅキひろばワークショップ
「織りのワンダーランド」を開催しました

稲盛財団は12月25日、ワークショップ「織りのワンダーランド─小学生のための川島織物セルコン工場見学─」を、川島織物セルコン(京都市左京区)をメイン会場に、オンラインで開催しました。

ワークショップは、こどもたちが驚きや不思議を見つける機会を後押しする 「こどものキヅキ応援プロジェクト」の一環で開催。ものづくりを通じてこどもたちの創造力を育む「つくるまなぶ京都町家科学館」と稲盛財団が共同で主催し、祭礼幕や帯などの美術工芸品からカーテンやカーペットなどのインテリアまで手がけるファブリックメーカー「川島織物セルコン」の協力を得て実施しました。小学生を中心に全国から40人がオンラインで参加しました。



前半は、工場で一番大きな全長24メートルの織り機を使って、劇場の舞台に掛けられる「 緞帳 (どんちょう) 」を制作するようすを観察しました。見た目にはほとんど色の違いがわからない何種類もの糸を何ヶ月もかけて織り、下絵の元となった日本画の優美さを再現する職人の技を垣間見ました。また、帯などを制作する机ほどの大きさの織り機では、ギザギザにした爪先を櫛のようにしてヨコ糸をかき寄せて織りあげる丁寧な手仕事に触れました。


後半は、参加者の手元に送った手織り機のキットと緞帳の余り糸を使って、テッシュケースを織る体験をしました。子どもたちは、ひとつ飛ばしにタテ糸を持ち上げる仕組みを整えてから慎重にヨコ糸を通していました。特別ゲストとして工場長の北村さんと、職人の戸川さんと松田さんが参加し、「どんなところにやりがいを感じるか」「失敗したらどうするか」などの質問に答えました。



 

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