里村 和歌子 Wakako Satomura

九州大学 アジア・オセアニア研究教育機構准教授※助成決定当時

2026はぐくむ人文・社会系

採択テーマ
ラオスのポストコロナ期女子教育停滞のメカニズム——語ることとジェンダー
キーワード
研究概要
ラオスでは新型コロナ禍以降、東南アジア唯一の女子就学率低下が生じ、ジェンダーギャップ指数も急落した。本研究は「なぜラオスの女子は学業継続が困難なのか」を問いとし、物語り政策フレームワークを用いて就学率低下のメカニズムを実証的に解明する。女子高校生約300名へのアンケートと質的インタビュー、政策分析を組み合わせた混合研究により、個人・家族・国家・市場の多層レベルで要因を分析する。在日ラオス人女性労働者の調査も加え、グローバルな力学と個人の行動を連関させることで、ジェンダー格差是正への新たな視座を提示する。

助成を受けて

「良い学校に行けば、良い人生が待っている。」私たちが疑いもなく受け入れてきたその考えが、いま静かに揺らぎはじめています。コロナ禍以降のラオスで、私はその現実を目の当たりにしました。_x000D_
2000年代以降、ラオスは女性の教育の面で比較的高い水準にあると見なされてきました。そうしたなかで、女子の中退や就学率の低下といった変化の兆しが現れています。いま何が起きているのか。その問いから本研究は出発します。急速なグローバル化と情報化の波の中で、グローバルサウスの人々の生活と選択にどのような力学が働いているのか。これからの2年間、女子の自分語りと量的調査の両面から、その実態に迫っていきます。

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