廣瀬 航也 Koya Hirose

宮城教育大学 教育学部准教授※助成決定当時

2026はぐくむ人文・社会系

採択テーマ
リール市レオン・ド・ロニー文庫を中心としたフランスにおける日本美術関連資料に基づく「日本学」の構想
キーワード
研究概要
フランスにおける「日本学」の創始者であるレオン・ド・ロニー(Léon de Rosny : 1837-1914)は、リール市図書館にその膨大な蔵書を遺している。従来もこの蔵書については、日本・フランスの研究者が様々な観点から調査を実施してきたが、彼の日本美術関連資料については十分な調査・検討はなされていない。本研究では、ロニーの日本美術関連蔵書を調査し、彼の著作や学術的営為の中でその意義を検討する。その結果を、フランス国内の他の日本美術関連資料と照合し、ジャポニスムの文脈を参照しながら、同時代のフランスにおける「日本」をめぐる知のネットワークの中に位置付けることで、「日本」という枠組みがその外部であるフランスにおいてどのように捉えられてきたのかを明らかにすることを目的とする。以上の調査・考察を通して、「日本学」という学問領域の変遷をその草創期から辿るとともに、今日における学際的・国際的な「日本学」の枠組みを構想する。

助成を受けて

この度、稲盛研究助成のご支援を賜り、研究を進めることができることをとても嬉しく、また光栄に思います。私は日本近代文学研究・比較文学研究から出発し、近年は日本近代美術をめぐる言説研究を進めています。今回取り上げるレオン・ド・ロニーは、「日本学」の創始者の一人でありながら、未だ開拓の余地が多く残されている研究対象です。チャレンジングな研究ではありますが、「日本」という枠組みを外部から相対化し、その概念の流動性を捉えることができればと思っております。

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