武藤 克也 Katsuya Mutoh

大阪公立大学 大学院理学研究科講師※助成決定当時

2026はぐくむ理工系(はぐくむ)

採択テーマ
スピン相互作用を基軸とする機能性超原子の創成
キーワード
研究概要
金属クラスターは、通常の原子のs, p, d軌道に相似した形状を持つ「超原子軌道(1S, 1P, 1D…)」と呼ばれる特異な電子状態を有している物質である。金属クラスターの化学をさらに発展させ機能性を拡張するためには、クラスターの電子状態を司る超原子軌道を理解し、金属コア内に局在する超原子軌道へ効果的にアプローチする方法論を確立することが重要である。本研究では、超原子軌道に対し化学結合形成を担う電子スピンに着目することで、超原子軌道の結合性相互作用や空間を介した相互作用の本質を解明することを目指す。

助成を受けて

私はこれまで、光照射によりラジカルを生成するフォトクロミック分子に関する研究を行ってきました。2023年より、新しい研究の軸として光化学、スピン化学、金属クラスター(超原子)化学を融合することで、新しい光機能性材料の開発を目指しています。本研究は、スピン相互作用を基軸とすることで超原子軌道を介した新しい電子状態を生み出すことを目標としています。物質合成、分光測定、量子化学計算等を駆使することで、未踏の領域を開拓していきたいと考えております。本助成により、さらに研究を深化させ、光化学と分子化学に基づいた新しい光機能性材料の開発に向けて研究を推進してまいります。

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