宮田 潔志 Kiyoshi Miyata

九州大学 大学院理学研究院准教授※助成決定当時

2026はぐくむ理工系(はぐくむ)

採択テーマ
高速混合と高速分光を用いた新規反応中間体分析法の開拓
キーワード
研究概要
化学反応開発において、分子レベルでの反応機構解明は不可欠である。特に複数の反応物が関わる多段階反応を理解し制御するためには、複雑に絡み合った素反応をいかに切り分けて理解していくかが鍵となる。しかし、従来の反応分析の手法では、複数分子が関わる衝突律速の反応制御が難しく議論が間接的といった点が課題であり、特に下流の反応機構について選択的に実時間解析を報告した例は極めて限られている。本研究では、高速混合と分光のシステムを組み合わせることにより、短寿命中間体の計測を含め反応メカニズムの解明に切り込む分析の方法論を開発する。

助成を受けて

これまで私は、“科学の眼”ともいわれる分光技術を通して、従来は計測が難しかった現象を捉え、理解することを目指して研究を展開してきました。これまでは主にさまざまな光反応や光機能に注目してきましたが、今回採択いただいた助成研究では、その適用範囲をさらに広げ、多段階混合反応の自在な分析を可能にする研究へと発展させていきたいと考えています。現在、私は化学の分野に所属していますが、21世紀の人類共通の課題である持続可能な社会の実現には、分野の枠を越えた広い視野から研究を進めることが不可欠だと考えています。本研究では、自身の強みであるレーザー分光の技術を活かしながら、私にとって新たな挑戦である流体科学の視点も取り入れることで、化学反応の理解を一新する研究に取り組んでいきます。

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