- 採択テーマ
- リパーゼによるウイルスの多段階制御に基づく抗ウイルス戦略の構築
- キーワード
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- 研究概要
- 従来、脂質代謝酵素として知られてきた特定の宿主タンパク質が、ウイルス感染時に自然免疫応答を抑制する新たなメカニズムの解明を目指す研究です。このタンパク質はウイルスの細胞侵入を促進するだけでなく、細胞内での防御反応を強力に抑え込む多機能性を持ちます。本研究では、この多段階制御機構を明らかにし、ウイルス変異に左右されない「ホスト指向型」の革新的な抗ウイルス治療戦略の構築に繋げます。
助成を受けて
脂質代謝酵素が免疫を制御するという「代謝と免疫のクロストーク」の解明は、感染免疫学におけるパラダイムシフトとなる可能性を秘めています。ウイルス自体ではなく、感染に利用される宿主因子を標的とする「ホスト指向型治療」は、薬剤耐性ウイルスの出現リスクを回避できる汎用性の高い戦略です。本研究を通じて、感染症に対する宿主応答の理解を刷新し、将来のパンデミックにも対応しうる普遍的なウイルス制御基盤の創出に向けて、全力で探究を続けてまいります。
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