小坂田 拓哉 Takuya Osakada

東京科学大学 生命理工学院特任准教授※助成決定当時

2026はぐくむ生物・生命系(はぐくむ)

採択テーマ
社会的ストレスへの適切な応答を導出する回路基盤の同定
キーワード
研究概要
私たちはこれまでに、脳視床下部のオキシトシンシグナリングが社会的ストレス経験に依存した逃避行動の発現に重要であることを明らかにしました(Osakada et al., Nature, 2024)。このモチーフの発見は、愛着ホルモンと呼ばれ親子関係などに重要なペプチドオキシトシンがネガティブな文脈においても脳内で重要な役割を担っていることを示しており、特筆すべき発見であります。一方で、動物の社会性行動が単一の回路モチーフだけで制御されているとは考え難く、様々な脳領域が相互作用しながら行動を制御しているものと予想しています。本研究計画では、社会的ストレスに対する応答の双方向的な制御に着目して研究を遂行することを目指します。

助成を受けて

我々の日常生活やライフサイクルにおいては、様々な社会的コミュニケーションが重要な役割を担っています。動物が正確に状況依存的な行動を発現するためには脳による緻密な制御が欠かせません。
これまでに積み重ねてきた発見や様々な技術を駆使して、セレンディピティのある発見ができるようチームのメンバーやコラボレーターとともに研究を進めていきたいと考えています。脳の深遠さが我々の研究によって少しずつ明らかになっていけばと思います。

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