松本 拓也 Takuya Matsumoto

大阪公立大学 大学院工学研究科准教授※助成決定当時

2026はぐくむ生物・生命系(はぐくむ)

採択テーマ
グルコースを燃料とする人工細胞型エネルギー変換システムの構築
キーワード
研究概要
グルコース(糖)を燃料にして動く「人工細胞」の構築を目指します。細胞膜を模した「リポソーム」に、糖から電子を取り出す酵素と、電子を膜内部へ運ぶタンパク質を同時に組み込むことで、自然界には存在しない新しいエネルギー獲得の仕組みを人工的に実現します。通常の細胞が複雑な代謝経路でエネルギーを得るのに対し、本研究では電子を直接膜内へ届ける独自のシステムを構築します。将来的には、ドラッグデリバリーやがん治療、極限環境での物質生産への応用を目指します。

助成を受けて

本研究では、グルコースから直接電子を取り出してリポソーム内部に伝達する、自然界には存在しない新しいエネルギー変換機構を人工細胞上で実現することを目指します。まだ萌芽的な段階ではありますが、この取り組みは、生命がいかにしてエネルギーを獲得するかという根本的な問いに新たな視点をもたらすとともに、極限環境や宇宙空間でも機能しうる人工細胞システムの構築という、生命科学の枠を超えた挑戦につながると考えています。本助成を契機に、研究をさらに加速させたいと思います。

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