野下 浩司 Koji Noshita

九州大学 大学院理学研究院助教※助成決定当時

2026はぐくむ生物・生命系(はぐくむ)

採択テーマ
葉脈ネットワークの「かたち」の多様性の解明
キーワード
研究概要
葉脈は植物の水分・光合成産物の輸送を担うネットワーク構造であり、その形態は機能的要請と発生的制約のトレードオフの下で多様化してきた。本研究では、深層学習モデルに基づく画像解析とネットワーク特徴量に基づく定量化手法を国内外の葉脈画像データベースに適用し、被子植物における葉脈ネットワーク構造の多様性と規則性を全球規模で明らかにする。また、葉脈画像データの拡充に向けた新たな取得法の開発に取り組む。さらに、気候データベースとの統合解析により、葉脈の形態的多様性を規定する環境要因の解明を目指す。

助成を受けて

生物の「かたち」の進化を究極要因と至近要因の両面から定量的に理解することを目的に研究しています。本研究では、葉脈という生理的・機械的・発生的に重要だが比較的簡便な計測方法が採用されてきた構造に注目し、その全球的な多様性と制約を解明したいと考えています。
葉脈に限らず、さまざまな分野で「かたち」は重要な性質ですが、あまり定量的には評価されていません。定量的で再現性のある理解と判断を可能にすることを目指し、「かたち」のフェノーム解析(=過不足のない「かたち」のモデル化・定量化・特徴量化)を実現する理論と技術の開発を進めています。開発した理論や技術を活用し、なぜこんなにも多様な生物が世の中には存在しているのか、逆になぜもっと“変”な生物がいない(ように見える)のか、を解き明かしていきたいと思います。

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