- 採択テーマ
- 個人としての尊重を中心とした差別の規範理論の法哲学的検討
- キーワード
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- 研究概要
- 本研究は、「『差別』とは何か?」「なぜ差別をしてはいけないのか?」という問題に対して、「個人としての尊重」という価値を根本に据えた理論構築がどこまで可能かについて、法哲学の立場から検討するものです。
本研究では差別の道徳的な不正さの究極的な根拠を、個人の自由・自律・尊厳の侵害によって説明する理論の擁護可能性を探求し、歴史的な不正の被害者集団への差別とそうでない集団への差別の不正性を原理的・統合的に説明しようと試みます。
ひとこと
この度は本研究に助成いただけたことに大変感謝しております。
現代社会における喫緊の課題に対し、既存の価値観にとらわれずに新たな視点を提供できればと思っています。