人びとの実践に参与し、観察を行うエスノグラフィーにおいては、‘going native’(「原住民化」とでも訳せるでしょうか)を戒める向きがあります。分析に適切な距離感や客観性を損ないかねないためです。しかし、見習いマタギを始めた私は、ひとりの研究者がネイティブになるという道のりがどれだけ程遠く、険しいものかを感じています。師匠の知とスキルの奥深さにただただ敬服しながら、いつかそこにたどり着きたいという思いにつき動かされながら、フィールドと研究室とを往復しています。少しでも良い仕事を発信できるよう、努力と工夫を重ねていく所存です。
本日、2023年度InaRISおよび稲盛研究助成の募集要項を公開しました。 募集要項は以下のページよりご覧いた...
3S(スリーエス)とは、 稲盛研究助成 を受けた研究者から構成される「盛和スカラーズソサエティ(Seiwa S...
3月11日、稲盛財団は2022年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。411件の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。
私たちの日々を彩ってくれる音楽を、学術的に研究していくことでどのようなことがわかるのでしょうか。文学や社会学、統計学など、他の分野の手法を取り入れながら音楽の裾野を広げる研究を行う九州大学の西田紘子准教授に、音楽学研究の魅力をお聞きしました。
世界で初めてブラックホールの姿を撮影した国際プロジェクトで日本チームを率いた国立天文台の本間希樹教授にお話を伺いました。
富山大学の竹内勇一助教は、顕著な「利き」を示す魚に着目し、その脳内機構を明らかにする研究に取り組んでいます。分野融合的な視点から利きの理解をめざす竹内氏。誰もやっていない領域に面白さを見出して挑戦する研究スタイルとその現状、今後の展望などについて伺いました。
7月1日、2022年度の稲盛研究助成の申請受付を開始しました。
研究林は今後どうあるべきか。その持続可能性を検討するなかで赤石大輔特定助教は、自然環境だけでなく森を源流とする川の流域に広がる地域の暮らしをも対象とする必要性に気づきました。
感染症という人類共通の見えない敵に数学を駆使して戦う京都大学の西浦博氏に、コロナ対策の最前線と研究が目指す地平をお聞きしました。
東北大学金属材料研究所の梅津理恵教授たちのグループは、次世代の材料として大きく期待されている「ハーフメタル」の電子状態を、世界で初めて直接観測することに成功しました。
3月12日、稲盛財団は2021年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。441件(自然科学系361件、人文・社会科学80件)の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。
稲盛財団の2つの研究助成である「稲盛研究助成」と「InaRIS」の2021年度の申請受付が、5月21日からはじ...
稲盛研究助成の2018年度研究助成対象者の石川麻乃さん(国立遺伝学研究所 助教)の論文が、5月31日、米国科学雑誌「Science」に掲載されました。
国内の自然科学、人文・社会科学の若手研究者を対象に、多彩な研究活動を助成することによって、それぞれの研究者の可能性を開花させ、さらに大きな課題に取り組む契機を創出することを目的としています。
人文・社会系領域