金崎 由布子 Yuko Kanezaki

東京大学総合研究博物館助教※助成決定当時

2023稲盛研究助成人文・社会系

採択テーマ
南米アマゾンの持続可能な開発に向けた基盤研究:考古学および古気候学的アプローチをもとに
キーワード
研究概要
この研究は、考古学と古気候学を融合した学際的アプローチによって、人類とアマゾン熱帯林の長期的な関係を明らかにしようとするものです。この研究の最大の挑戦は、湖を掘削し、樹木年輪のように1年に1枚の地層を形成する「年縞」を発見することです。年縞を分析することで、これまでにない高精度の古環境復元が可能となります。年縞の調査と周辺地域の考古学調査を組み合わせることで、人類と熱帯林の関係を従来にない精度で明らかにし、両者のより良い関係構築のための基礎となるデータを得ることを目指します。

助成を受けて

私の調査地は、地球の反対側、アンデスの山を越えてアマゾンの森を分け入った奥地にある場所です。行き着くだけでも大変ですが、その分、まだまだ未発見のものがたくさんあります。みなさんに新たな発見をお伝えできるよう、はりきって行って来たいと思います!

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