この研究に助成いただき大変ありがとうございます。理論的にも実践的にも重要な問題だと思っていますが、センシティブな内容を含むので慎重に検討できればと思います。
宗教団体からの離脱の権利に関する憲法上の構成可能性と、国家による支援の限界について調査し、日本国憲法の下で離脱の権利を検討するためのいくつかの理論的前提について整序した。第一に、自己決定権の一内容として構成することには理論的困難があるという結果が得られた。第二に、信教の自由と児童虐待の関係や、内心の自由に関する憲法19条・20条の整理を通じて、信教の自由と(宗教団体からの)離脱の権利に関する理論的枠組みを明らかにした。第三に、離脱の権利を検討するにあたって、宗教2世を支援する弁護団との意見交換により、親の宗教的教育権の憲法的整理の重要性が確認された。
山本健人 (2023年12月)「宗教を背景とした児童虐待と法の枠内での信教の自由」法学館憲法研究所WEBオピニオン
山本健人 (2023年)「日本国憲法が信教の自由を規定することの意味」『法学教室』 515号46頁以下
山本健人 (2024年)「憲法上の自己決定権に関する覚書」『立教法学』第111号313頁以下
2025年度InaRISフェロー紹介動画を公開しました!
自然科学系と人文・社会科学系の研究者を支援する「稲盛研究助成」の助成金贈呈式と、これまでの助成対象者の交流を目的とした「盛和スカラーズソサエティ(3S)」の交流会が19日、ザ・プリンス京都宝ヶ池(京都市左京区)で開かれました。
3月7日、稲盛財団は 2025年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。405件(自然科学系319件、人文・社会科学系86件)の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。研究に真に必要な経費であれば使途に制限はありません。
稲盛研究助成のこれまでの対象者が参加する「盛和スカラーズソサエティ(3S)交流会」。今年も昨年に続いてポスター発表で活発な議論が交わされました。交流会を終えたばかりの発表者と今年度の助成対象者の方に、感想を聞いてみました。
3月8日、稲盛財団は2024年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。408件の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。
稲盛財団は、5月23日、2023年度の稲盛科学研究機構(InaRIS: Inamori Research Institute for Science)フェローシップの申請受付を開始しました。
3月10日、稲盛財団は2023年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。394件の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。
私たちの食生活になじみの深いワカメやコンブなどは褐藻と呼ばれる海藻の仲間です。今回は、その褐藻の生殖や発生について研究をしている北海道大学の長里千香子氏の研究所にお邪魔し、詳しいお話を伺いました。
「稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローシップ」の運営委員やフェロー同士が研究内容について議論を交わす「アドバイザリー・ボード・ミーティング」が10月4日、稲盛財団(京都市下京区)にて開催されました。 I...
大阪公立大学の弓場英司氏は、高分子化学や有機合成化学の手法を使ってDDSのための、微小な「脂質ナノカプセル」を開発しています。いったいどのようなカプセルなのでしょうか。詳しいお話を伺いました。
3月11日、稲盛財団は2022年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。411件の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。
私たちの日々を彩ってくれる音楽を、学術的に研究していくことでどのようなことがわかるのでしょうか。文学や社会学、統計学など、他の分野の手法を取り入れながら音楽の裾野を広げる研究を行う九州大学の西田紘子准教授に、音楽学研究の魅力をお聞きしました。
7月1日、2022年度の稲盛研究助成の申請受付を開始しました。
稲盛財団は、2021年5月21日、2022年度の稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローシップの申請受付を開始しました。今年度の募集対象分野は「物質・材料」研究の前線開拓です。
人文・社会系領域