既存の関係性をもとにおこなわれるケアではなく、ケアの実践を通して紡がれる関係に注目することで、セクシュアリティと家族の多様性について新たな視点を加えられたらと思っています。
本研究では、エチオピア西南部の少数民族マーレを対象に、性的マイノリティによる子の養育事例に着目して、多様な家族のあり方と男・女とは異なる第三のジェンダー・アシティメの社会的位置づけおよびジェンダーアイデンティティについて考察することを目的とした。2025年8月および2026年3月に現地調査を実施し、アシティメという概念が指し示す意味の再検討および個別事例の聴き取りからアシティメとして社会的に相互扶助関係をとりむすぶ生活戦略について示唆が得られた。
人文・社会系領域