成田 龍一朗 Ryuichiro Narita

秋田大学教育文化学部講師※助成決定当時

2025稲盛研究助成人文・社会系

採択テーマ
社会の分断に対するエゴイズム論の可能性――ドラ・マースデンを手掛かりに
キーワード
研究概要
人種差別、性差やセクシュアリティによる差別、宗教的対立や貧富の格差など、社会の分断は現代社会の一つのキーワードとなっています。このような分断に対して、本研究ではドラ・マースデンの思想を手掛かりにして、エゴイズム論という新たな解決策の可能性を検討することを目的とします。それは社会の分断の原因をアイデンティティそのものに見て、各個人の全き自己性に生きること、敷衍すればアイデンティティに回収されない自分らしい生を徹底的に生きることにより、分断を徹底し、その先に真のエゴイスト同士の連帯を見るという考えです。

助成を受けて

本研究に助成をいただけることを大変嬉しく思うと同時に、その責任の重さを実感しております。ご期待に応えられるよう、誠実に研究に取り組み、意義ある成果を生み出せるよう尽力いたします。

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