福山 智子 FUKUYAMA, Tomoko

立命館大学 理工学部准教授※助成決定当時

2020稲盛研究助成理工系領域

採択テーマ
圧電効果を用いたコンクリート材料強度測定法の確立
キーワード
研究概要
鉄筋コンクリートは,建築・土木問わず構造材料として広く用いられているが,近年では経年劣化による鉄筋コンクリート構造物の力学性能低下が問題となっている。鉄筋コンクリートはセメントだけでなく,砂・砂利,鉄筋といった異なる寸法の多様な材料が含まれているため,「各材料の劣化」を「構造物としての力学性能」に直接結びつけることが困難である。本研究では,圧電効果に着目し劣化に相関する材料剛性と圧電起電力との関係を実験的に把握することで構造物の寿命を推定する技術を開発する。

ひとこと

稲盛研究助成という伝統ある助成をいただき大変光栄に思っております。今回対象となりました研究は,インフラ構造物に不可欠な鉄筋コンクリートの劣化診断・長寿命化に資することを目的に計画しました。圧電効果は,材料に印加された機械的エネルギーを電気エネルギーへ変換する現象であることから,コンクリート自体をセンサとして扱うことができる可能性が考えられます。研究はその緒についたばかりではありますが,予備実験から興味深い結果も得られており,私自身今後の展開を楽しみにしています。

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