西川 剛 Tsuyoshi Nishikawa

京都大学大学院工学研究科助教※助成決定当時

2023稲盛研究助成理工系

採択テーマ
ホウ素含有ビニルポリマーの解重合性設計を基軸とした循環利用型高分子の開発
キーワード
研究概要
これまでの研究において、ビニル基にホウ素が結合したアルケニルボロン酸誘導体がラジカル重合性を示すことを明らかとしてきた。本研究ではホウ素モノマーにおける重合-解重合の平衡に着目し、分子設計に基づいてその平衡を制御することを目指す。ホウ素上置換基や重合末端構造の適切な設計により重合-解重合の反応点付近の環境を大きく変化させ、モノマーとポリマーの間での自在な変換を可能とする。これにより、ポリマーの循環利用を可能とする新しい技術の創出につながると期待できる。

助成を受けて

ご採択いただき感謝申し上げます。本研究では有機ホウ素化合物の特異な反応性・設計性を高分子材料の反応性や特性の制御に活用します。これにより、モノマー-ポリマー間の自在な変換が可能な新しい材料の創出を目指します。

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