南谷 英美 Emi Minamitani

大阪大学産業科学研究所教授※助成決定当時

2024稲盛研究助成理工系

採択テーマ
トポロジカルデータ解析を応用した酸化物ガラスの構造-物性相関の解明
キーワード
研究概要
アモルファスのような乱れた構造をもつ物質における物性を、ナノスケールでの原子・分子の挙動に基づいて理解することは現代の物質科学においても難問です。本研究では、機械学習とトポロジカルデータ解析を物性シミュレーションと組み合わせることで、この問題を克服することを目指します。とくに、産業的にも重要なガラスに着目し、パーシステントホモロジーを用いて構造中に潜む環の形状特性の分布と物性値がどのように関係するかを調べ、ナノ構造とマクロ物性との相関を明らかにします。

助成を受けて

審査委員の先生からの激励メッセージに大変励まされました。物質科学と応用数学の学際的研究となるように、じっくり取り組ませていただきます。

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