
高分子科学は間違いなく人々の日々の暮らしを支えてきましたが、現在では海洋に流出した分解できないプラスチックが環境問題となっています。今回採択いただいた研究助成により、海洋において分解できる機能性高分子微粒子材料を開発できるように努力し、環境問題の解決に少しでも貢献できるように頑張ります。
中空粒子は内部に空隙を有し、高い光散乱性、物質内包能などの特性を有するから、化粧品や香料などに利用される。一方で、高分子微粒子が海洋流出した場合、分解性をもたない場合に海洋マイクロプラスチック問題の原因と成りうる。本研究では、αリポ酸を共重合した分解性と光反応性を併せもつ高分子微粒子に界面光架橋反応を適用することで、主鎖に還元刺激分解性ジスルフィド結合を導入した分解性高分子カプセルを開発した。
Yukiya Kitayama, et al. (2026) Redox-Responsive Ferrocene-Containing Polymer Capsules Fabricated via Interfacial Photo-cross-linking ACS Applied Polymer Materials 8(9) 6504-6510 2026 https://doi.org/10.1021/acsapm.6c00412

理工系領域