下元 浩晃 Hiroaki Shimomoto

愛媛大学大学院理工学研究科准教授※助成決定当時

2024稲盛研究助成理工系

採択テーマ
立体規則性が制御された易分解性アクリル樹脂の開発
キーワード
研究概要
我々の研究グループでは、アクリル樹脂として工業的に利用されているポリ(メタ)アクリル酸エステル類と類似の構造を有するポリ(アルコキシカルボニルメチレン)の合成に成功しています。最近、ポリ(アルコキシカルボニルメチレン)が、比較的温和な条件下において分解することが明らかとなりました。この結果をもとに本研究では、材料物性の向上を目指すために立体規則性制御を試み、ポリ(アルコキシカルボニルメチレン)の易分解プラスチックとしての応用展開を探ることを目的としています。

助成を受けて

これまでにいろいろな助成をいただいてきましたが、審査員の先生から審査コメントを頂戴したのは初めてです。恐縮するとともに、内容に非常に勇気づけられ、感謝申し上げます、期待に応えられるよう精進する所存です。
また、交流会等を通じて他分野の研究者と交流できることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

研究成果の概要

本研究では、アクリル樹脂として利用されているポリ(メタ)アクリル酸エステルと類似の構造を有するポリ(アルコキシカルボニルメチレン)(PACM)の熱的特性向上を目指すべく、立体規則性の制御を検討した。さらに、最近明らかとなってきたPACMの分解挙動を調査した。その結果、研究当初は予期せしていなかった、ポリ(メタ)アクリル酸エステルを含む種々の炭素主鎖骨格ポリマーに対して分解性を付与する新しい手法の開発に成功した。

Hiroaki Shimomoto, et al. (2026) Base-Mediated Degradation of Carbon–Carbon Main Chain Polymers Bearing Alkoxycarbonylmethylene Repeating Units Macromolecules 59, 5159–5169 doi/10.1021/acs.macromol.6c00248


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