渡邉 貴一 Takaichi Watanabe

岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域准教授※助成決定当時

2025稲盛研究助成理工系

採択テーマ
リサイクル可能なイオン伝導性ビトリマーの開発
研究概要
Vitrimerとは、動的な共有結合を持つ高分子材料で、熱や刺激により可逆的に結合交換し、リサイクル性や自己修復性を有する。申請者は、独自の主鎖型高分子イオン液体に動的架橋構造を導入した新たなイオン導電性Vitrimerの開発に取り組んでいる。本研究では、そのモノマー設計と自己修復性・イオン伝導性の関係を明らかにする。

助成を受けて

この度は稲盛研究助成に採択いただきありがとうございます。新たなイオン導電性Vitrimerを提案できるように一生懸命取り組みます。

研究成果の概要

本研究では、申請者らが開発したクリック反応性を有するイオン液体系モノマーから得られる主鎖型高分子イオン液体に、動的架橋構造を導入した。その結果、イオン伝導性に優れたビトリマー(TPILビトリマー)の開発に成功した。本材料は優れた機械的特性を有するとともに、加熱により自己修復性を示すことが確認された。さらに、モノマー骨格にオキシエチレン鎖を導入することで、イオン伝導性を向上できることが明らかとなった。


Hikari Tsunekawa, et al. (2026) Ion-Conductive Vitrimers Based on Backbone-Type Triazolium Poly(ionic liquid)s: Counterion-Dependent Dynamics and Backbone Flexibility ACS Applied Polymer Materials 8(9) https://doi.org/10.1021/acsapm.5c04860


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