北山 雄己哉 Yukiya Kitayama

大阪公立大学大学院工学研究科准教授※助成決定当時

2025稲盛研究助成理工系

採択テーマ
αリポ酸共重合体微粒子に対する界面光架橋反応を利用したpH応答性・主鎖分解性高分子カプセルの開発
キーワード
研究概要
高分子カプセルは、化粧品や香料などとして用いられるが、容易に自然界に流出し海洋マイクロプラスチックによる環境問題の原因となる。そのため、分解性高分子カプセルの開発が求められている。本研究では、α-リポ酸と光反応性モノマーを共重合した光反応性高分子微粒子を合成し、申請者が開発した独自技術である界面光架橋反応を利用することで、還元刺激分解性をもつ機能性高分子カプセルの調製に挑戦する。

助成を受けて

高分子科学は間違いなく人々の日々の暮らしを支えてきましたが、現在では海洋に流出した分解できないプラスチックが環境問題となっています。今回採択いただいた研究助成により、海洋において分解できる機能性高分子微粒子材料を開発できるように努力し、環境問題の解決に少しでも貢献できるように頑張ります。

研究成果の概要

中空粒子は内部に空隙を有し、高い光散乱性、物質内包能などの特性を有するから、化粧品や香料などに利用される。一方で、高分子微粒子が海洋流出した場合、分解性をもたない場合に海洋マイクロプラスチック問題の原因と成りうる。本研究では、αリポ酸を共重合した分解性と光反応性を併せもつ高分子微粒子に界面光架橋反応を適用することで、主鎖に還元刺激分解性ジスルフィド結合を導入した分解性高分子カプセルを開発した。

Yukiya Kitayama, et al. (2026) Redox-Responsive Ferrocene-Containing Polymer Capsules Fabricated via Interfacial Photo-cross-linking ACS Applied Polymer Materials 8(9) 6504-6510 2026 https://doi.org/10.1021/acsapm.6c00412

成果概要の図


領域が近い研究者を探す

理工系領域

PAGE TOP