
稲盛財団の助成により研究を発展させられることを非常に光栄に思います。川の地形はどのようにできるのか?という基礎的な問いを追求し、自然と共生する社会の実現に貢献できるよう精進して参ります。
本研究は、遷急点および滝の分布と地震活動・活断層との関係を解析し、伏在活断層の検出手法の構築を目的とした。5mDEMと統計解析により、遷急点や滝は断層近傍で多く見られ、特に勾配変化の大きい地点では断層距離の影響が顕著であった。また、断層未確認地域でも地形と震源の集中が確認され、新たな断層存在の可能性が示唆された。これにより、本手法は伏在活断層の存在可能性を広域かつ客観的に抽出できる新たな手法として有効であり、地震災害リスクの事前評価や防災計画への活用が期待されることが明らかとなった。
Itsukushima R. (2025) Relationship between waterfall distribution and seismic hazards in large earthquake-prone areas Natural Hazards 121, 19889–19902 https://doi.org/10.1007/s11069-025-07585-6
Itsukushima R. (2025) Role of long-term geological processes in shaping flood-prone areas npj Natural Hazards 2, 37 https://doi.org/10.1038/s44304-025-00093-4
理工系領域