昆 俊亮 Shunsuke Kon

東京理科大学 生命医科学研究所講師※助成決定当時

2020稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
細胞競合を介したオートファジーの抗腫瘍機構の解明
キーワード
研究概要
近年の研究成果より、上皮細胞層にがん変異を有した細胞が少数産生したとき、正常細胞とがん変異細胞との間で生存を争う「細胞競合」という現象が生じ、その結果がん変異細胞は上皮層より排除されることが明らかとなってきました。我々は最近、オートファゴソームの非分解機能が細胞競合を正に制御することを見出しつつあります。本助成課題では、この分子実態ならびに細胞生理的意義を明らかにすることにより、がん超初期段階におけるオートファジーの抗腫瘍機能を理解することを目指します。

ひとこと

本邦におけるオートファジー研究は、2016年の大隅良典先生のノーベル医学・生理学賞受賞で評価されているように細胞生物学的研究を中心に世界を牽引してますが、その生理的・病理学的意義に迫る研究は他国に比して遅れております。本助成課題では、発がんの超初期段階におけるオートファジーの制がん機構を解明し、オートファジーを活用した革新的ながん治療法の基盤的成果となるように頑張ります。

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