古田 智敬 Furuta, Tomoyuki

岡山大学 資源植物科学研究所助教※助成決定当時

2020稲盛研究助成生物・生命系領域

採択テーマ
植物個体近傍の微小環境を測定するシステムの開発と実証
キーワード
研究概要
広い作物栽培圃場の環境は一様に同じではなく、そのわずかな違いが作物の成長に大きな違いを生むこともある。そこで圃場で各イネ植物個体が接しているごく近傍の環境を観察可能にする、安価でスケーラブルな「植物個体近傍微小環境測定システム」を開発する。本デバイスは農業利用を考えた場合に要求される汎用性を犠牲にして、イネ研究の現場で必要十分なデータを提供するためのデバイス構成に限定することで低コスト化を目指す。本デバイスは遺伝子-環境相互作用の研究における低コストかつ有効な観測手法を提供できると考える。

ひとこと

これからの育種学・作物学は、実際の栽培環境に近い条件において作物に何が起きているのか、そしてどのように遺伝的・生理的に制御されているのかを明らかにしていく必要がある。本研究成果は、自身の研究のみならず多くの作物学者・育種学者にとって有用なツールになると自負している。実学である農学研究者として、常に社会実装の形を意識して最短ルートで実現するために必要な研究をしていきたいと考えている。本研究はその一つであり、この助成を足がかりに大きく発展させていきたい所存である。

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