柏木 光昭 Kashiwagi, Mitsuaki

筑波大学  国際統合睡眠医科学研究機構助教※助成決定当時

2022稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
興奮性神経による睡眠の新規神経回路メカニズムの解明
キーワード
研究概要
睡眠は生物界に広く保存された行動であり、徹夜明けに眠くなるといったように強い恒常性の制御下にあります。睡眠は何らかの重要な機能を有していると考えられますが、睡眠の機能とメカニズムは明らかになっていません。古くから、神経細胞の活動を抑える作用を持つ薬剤が睡眠を有効に促すこと等から、睡眠の誘導には覚醒系の活動を抑える抑制性神経細胞の働きが重要であると考えられてきました。
今回私達は新たに興奮性神経伝達物質阻害マウスを作製し睡眠量を測定したところ、本マウスでは睡眠量が通常よりも半分近く減少していることがわかりました。本結果は、興奮性神経伝達が睡眠の誘導に重要である可能性を示唆します。本研究では、同マウスにおける短眠表現型の責任神経回路を明らかにすることで睡眠の新規制御メカニズムの解明を目指します。

ひとこと

著名な稲盛財団から研究助成金をいただくことができて、大変光栄に存じております。期間内に睡眠研究を一歩進めることができるよう、気を引き締めて取り組んでまいります

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