夏目 豊彰 Toyoaki Natsume

情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所助教※助成決定当時

2018稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
「オーキシンデグロン法」を用いてSMC複合体の多様な役割とその異常に起因する疾患の分子機構を探る
キーワード
研究概要
生命を形作る遺伝情報は、細胞核内の染色体DNAに格納される。この染色体DNAを娘細胞や子孫に正しく伝承することは、生命や種の維持の根幹に関わる重要な課題であり、その異常は癌や様々な遺伝性疾患の原因となる。この染色体伝承において中心的な役割を果たすのが、細菌からヒトまで保存されたStructural Maintenance of Chromosomes (SMC)複合体であり、ヒトにはコヒーシン、コンデンシン、SMC5/6と呼ばれる3つの複合体が存在する。私は、目的遺伝子産物を瞬時に分解する技術、オーキシンデグロン法を中心に、これらSMC複合体の分子細胞遺伝学的な解析を、ヒト細胞を用いて行っている。これにより、SMC複合体の細胞内における役割を理解することに加え、これらの複合体の異常が原因となる様々な疾患の分子機構の解明を目指している。

助成を受けて

私の研究を助成して頂きありがとうございます。助成研究費のおかけで、当初の予定よりもより発展した研究が行う事が可能になりました。また、助成対象者に選んで頂いた事自体が、日々の研究のモチベーションとなっています。SMC複合体の研究を通して、基礎研究の発展、さらには人類の健康増進に寄与していきたいと思います。

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