中田 雄一郎 Yuichiro Nakata

千葉大学大学院医学研究院特任助教※助成決定当時

2025稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
メタボリックシンドロームが構築する心不全関連エピジェネティックメモリーの制御機構の解明
キーワード
研究概要
心不全は、加速する高齢化社会に伴って、患者数が近年大幅な増加傾向にあり、我が国の社会問題となっています。心不全のストレスメモリーが造血幹細胞に蓄積されることがわかってきており、そのストレスメモリーが原因で心不全は再発します。私はそのストレスメモリーの実体や、忘却メカニズムを探索して心不全に対する治療法の開発を目指しています。

助成を受けて

今回、稲盛研究助成に採択していただきありがとうございます。
幼い頃から、この研究助成を目指して頑張ってきました。採択された日は興奮して眠れませんでした。

研究成果の概要

肥満マウスの造血幹細胞を移植し、レシピエントマウスの心臓機能の継時的なモニタリングを行ったが、心不全の発症には至らなかった。このことから、メタボリックシンドロームが造血幹細胞に構築する自然免疫記憶に関して、そこから産生される心臓マクロファージは、心不全の発症には不十分であると考えられる。心不全とメタボリックシンドロームが造血幹細胞に構築する自然免疫記憶の性質について、そのエピゲノム制御を解析した結果、特異的なヒストン修飾領域を同定した。


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