
貴財団より研究助成をいただきまして身に余る光栄であるとともに大変身の引き締まる思いです。独自の視点から植物における情報伝達機構の新たな側面を解明し、科学の発展に微力ながらも貢献できればと存じます
本研究では、植物特有の転写因子がもつアルギニンリッチなDNA結合ドメインによる液滴形成を手がかりに、標的DNA依存的な高次集合体形成機構を解析した。その結果、種子植物で主要機能を担う特定クレードに保存されるアミノ酸残基Xが、DNA結合能には大きく影響せず、大型集合体形成に選択的に必要であることを示した。これにより、DNA認識とアセンブリーを分離する分子基盤を見いだし、その生物学的意義の解明に向けた基盤を築いた。
Shohei Nosaki, et al. (2025) Single cis-elements in brassinosteroid-induced upregulated genes are insufficient to recruit both redox states of the BIL1/BZR1 DNA-binding domain FEBS Letters vol. 599, pp. 3369–3380 https://doi.org/10.1002/1873-3468.70147

生物・生命系領域