野本 真順 Masanori Nomoto

富山大学学術研究部医学系准教授※助成決定当時

2024稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
睡眠中の脳の情報処理ルールを解読する
キーワード
研究概要
脳は夢を見るように、覚醒時と同様に睡眠時も活動しています。睡眠時の脳活動は記憶の定着や様々な認知機能に必要ですが、睡眠中の脳が情報処理する仕組みの多くは謎に包まれたままです。本研究では、睡眠時の影響を受けにくい嗅覚経路に注目し、光による疑似嗅覚刺激を用いて、覚醒―睡眠時の匂いに関する脳内表現と記憶情報をシームレスに追跡し、覚醒―睡眠状態における脳の情報処理の作動原理の解明を目指します。

助成を受けて

本研究に助成頂き、誠にありがとうございます。
覚醒―睡眠時の入出力応答をシームレスに記録・解析し、脳の情報処理モードと認知機能の関連を明らかにすることを目的とします。
最終ゴールは、睡眠中と覚醒中の脳の情報処理を対応付ける法則性(ロゼッタストーン)を見つけ、睡眠中の情報処理を解読することです。

研究成果の概要

睡眠中の感覚情報処理を解明するため、Neuropixels 2.0による長時間スパイク記録系を確立した。同一刺激への神経応答が覚醒・NREM・REMで変化する「睡眠シフト」と、時間経過で変遷する「表現ドリフト」を発見した。さらに機械学習により未学習の睡眠中応答予測に成功し、アトロピン投与で睡眠シフトが抑制されることを示した。


Haiyan Wang, et al. (2026) An alternative inhibitory avoidance task for studying hippocampus-dependent spatial aversive memory in mice Molecular Brain https://doi.org/10.1186/s13041-026-01308-z


Shuntaro Ohno, et al. (2025) The medial prefrontal cortex encodes procedural rules as sequential neuronal activity dynamics Molecular brain 18(1) 56-56 https://doi.org/10.1186/s13041-025-01230-w


Khaled Ghandour, et al. (2025) Parallel processing of past and future memories through reactivation and synaptic plasticity mechanisms during sleep Nature Communications 16, 3618 https://doi.org/10.1038/s41467-025-58860-w


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