山口 知也 Tomoya Yamaguchi

熊本大学 大学院先導機構准教授※助成決定当時

2018稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
ROR1による生体膜ダイナミクス制御機構の解明
キーワード
研究概要
これまでに私たちは、癌胎児性抗原としての性質を有するROR1分子が、カベオラ構成分子であるCAV1やCAVIN1と相互作用するスキャフォールドタンパク質として機能することで、細胞膜でのカベオラ形成の安定化を促して、カベオラに集積する様々な受容体の活性化を維持し、肺腺癌細胞の生存シグナルを制御していることを明らかにしてきました。
そこで本研究では、ROR1分子を基軸に、これまで多くの謎に包まれてきた細胞膜でのカベオラの詳細な生成過程や生理機能、さらにはカベオラに規定される生存・増殖シグナリングの区画化など、多様な機能を明らかにすることで、脂質二重膜としての規則性や多様性、あるいはこれまでにない制御機構の発見を目指します。また、得られた知見に基づいて、その破綻による疾患との関連性や新しい治療法の開発につなげたいと考えております。

助成を受けて

このたびは、2018年度 稲盛研究助成に採択していただき、誠にありがとうございます。
熊本大学で研究室を立ち上げたばかりの私にとって、貴財団からの本助成は、本研究を前進させるための大きな力となっております。
本研究を通じて、細胞生物学における生体膜ダイナミクスの新しい制御機構を明らかにできればと考えております。

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