唐澤 直義 Tadayoshi Karasawa

自治医科大学分子病態治療研究センター講師※助成決定当時

2025稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
脂質代謝を標的とした順遺伝学による細胞死の制御法の確立
キーワード
研究概要
これまで偶発的なネクローシスと考えられてきた細胞死にも、死を制御するプロセスが存在するRegulated cell death(RCD)が含まれることが明らかになってきており、多様な病態への関与が示唆されています。ネクローシス様のRCDは細胞膜の破綻を伴うことから、細胞膜を構成する脂質代謝の制御は、ネクローシス様RCDを制御する糸口になると期待されます。本研究では脂質代謝酵素を標的とした順遺伝学手法により、ネクローシス様RCDの感受性を規定する脂質と、その代謝酵素を明らかにすることを目指します。

助成を受けて

本研究に着手できることを大変嬉しく思います。ここでの成果を足掛かりに、細胞死の制御における脂質代謝の新しい側面を切り拓いていきたいと考えております。

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