研究助成に採択していただき、誠にありがとうございます。
本助成を最大限に活用し、薬理活性を精密制御するための新たな光化学的方法論の開拓を目指します。
薬物療法は、がんをはじめとする疾患の基幹的な治療法である。しかし、既存の薬剤の多くは、副作用を発現することで患者のQOLや予後を大きく低下させる。そのため、副作用を低減することができる薬理活性制御システムの開発が強く求められている。本研究では独自に開発した光化学反応を用いて、「光による分子骨格の構築」という新たな仕組みに基づく活性制御法の開拓に挑戦し、その概念実証に成功した。
生物・生命系領域