岡村 秀紀 Hidenori Okamura

東北大学多元物質科学研究所助教※助成決定当時

2024稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
細胞内光分子構築法の創成と薬理活性制御への応用
キーワード
研究概要
薬物療法では、生体内における薬物の非特異的分布による副作用の発現がしばしば問題となります。本研究では、「光反応による薬物分子の生体内合成」という新たなコンセプトに基づく薬理活性制御法を開拓し、薬物療法の副作用回避に貢献します。

助成を受けて

研究助成に採択していただき、誠にありがとうございます。
本助成を最大限に活用し、薬理活性を精密制御するための新たな光化学的方法論の開拓を目指します。

研究成果の概要

薬物療法は、がんをはじめとする疾患の基幹的な治療法である。しかし、既存の薬剤の多くは、副作用を発現することで患者のQOLや予後を大きく低下させる。そのため、副作用を低減することができる薬理活性制御システムの開発が強く求められている。本研究では独自に開発した光化学反応を用いて、「光による分子骨格の構築」という新たな仕組みに基づく活性制御法の開拓に挑戦し、その概念実証に成功した。


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