山道 真人 Masato Yamamichi

情報・システム研究機構国立遺伝学研究所准教授※助成決定当時

2024稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
迅速な進化と共存動態:理論と実証
キーワード
研究概要
資源をめぐって競争している多種がどのように共存しているのか、という問いは、生態学における中心的なテーマとして研究されてきました。一方で近年になって、生物が環境変動に対して迅速に適応進化することが明らかになってきました。そこで、迅速な進化がどのように多種共存を促進するかというテーマについて、マイクロコズムを用いた培養実験と数理モデル解析を組み合わせて研究を発展させていきます。

助成を受けて

稲盛研究助成に採択していただき、大変光栄です。生態学・進化生物学・集団遺伝学を統合した視点から、面白い研究を発展させていければと思っています。

研究成果の概要

生物の迅速な進化が多種共存にもたらす影響を解明するために、まず数理モデル解析を行いました。その結果、被食者の防御形質の迅速な進化が個体数振動を起こすことで、複数種の捕食者の安定共存が可能になることを明らかにしました。次に、理論予測を検証するための準備段階として、植物・動物プランクトンの培養実験系を確立しました。その過程で、環境振動が適応に与える影響の解明と、形質を介した環境ストレスの間接効果の定量を行いました。


Masato Yamamichi (2026) Higher genetic variance of prey defence promotes fluctuation-dependent species coexistence Biology Letters 22 (3) https://doi.org/10.1098/rsbl.2025.0626


Shota Shibasaki, Masato Yamamichi (2026) The double-edged effect of environmental fluctuations on evolutionary rescue Evolution https://doi.org/10.1093/evolut/qpag034


Shota Shibasaki, Masato Yamamichi (2025) Quantifying a trait-mediated indirect effect of an environmental stressor on predator-prey dynamics bioRxiv doi: https://doi.org/10.1101/2025.09.04.674171


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