安部 佳亮 Yoshiaki Abe

筑波大学医学医療系講師※助成決定当時

2024稲盛研究助成生物・生命系

採択テーマ
リンパ腫内マイナーポピュレーションT細胞の機能と臨床的意義の解析
研究概要
リンパ腫は最も頻度の高い造血器腫瘍である。本研究では、リンパ腫、多種類の固形癌、ヒトリンパ節に対する一細胞解析に加え、機能実験を組み合わせることで主にリンパ腫における濾胞T細胞の変化の生物学的、臨床的意義について調査し、臨床応用・治療応用の可能性について探索する。

助成を受けて

ヒトのリンパ腫免疫の理解向上につながる成果とできるよう努めてまいります。

研究成果の概要

濾胞性リンパ腫に対して、シングルセルRNAシーケンスによる腫瘍浸潤T細胞の解析、in vitroでの細胞アッセイを通じた細胞機能解析、多重免疫染色(マルチプレックスデジタル空間プロファイリング)、空間シングルセル一細胞遺伝子発現解析、臨床データ解析(予後解析)を実施し、リンパ腫内のマイナーポピュレーションT細胞の存在と遺伝子発現の特徴、抗リンパ腫活性のメカニズムの解明、細胞起源や細胞誘導因子の同定、予後的影響の確立を行った。


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