稲盛研究助成に採択して頂き、心より感謝申し上げます。私の最終目標は、造血幹細胞の新たな移植の供給源を提供することです。その実現に向けて頑張ります!
造血幹細胞は様々な血液細胞を産生する能力を有しており、これまで造血幹細胞移植として広く臨床応用されてきました。私たちは、多能性幹細胞から試験管内で造血幹細胞を分化誘導することで、造血幹細胞の新たな供給源の確立を目指しています。本研究では、造血幹細胞の前駆細胞である造血性内皮細胞を用いて、発生過程を再現した造血幹細胞の誘導法を構築することに成功しました。この培養法は、造血幹細胞の発生機構を詳細に解析するための強力な研究ツールとなるだけでなく、将来的には多能性幹細胞から造血幹細胞への分化誘導の実現にもつながることが期待されます。
S. Morino-Koga et al. (2024) Transition of signal requirement in hematopoietic stem cell development from hemogenic endothelial cells Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 121(31) DOI: 10.1073/pnas.2404193121
自然科学系と人文・社会科学系の研究者を支援する「稲盛研究助成」の助成金贈呈式と、これまでの助成対象者の交流を目的とした「盛和スカラーズソサエティ(3S)」の交流会が19日、ザ・プリンス京都宝ヶ池(京都市左京区)で開かれました。
3月7日、稲盛財団は 2025年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。405件(自然科学系319件、人文・社会科学系86件)の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。研究に真に必要な経費であれば使途に制限はありません。
稲盛研究助成のこれまでの対象者が参加する「盛和スカラーズソサエティ(3S)交流会」。今年も昨年に続いてポスター発表で活発な議論が交わされました。交流会を終えたばかりの発表者と今年度の助成対象者の方に、感想を聞いてみました。
3月8日、稲盛財団は2024年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。408件の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。
稲盛財団は、5月23日、2023年度の稲盛科学研究機構(InaRIS: Inamori Research Institute for Science)フェローシップの申請受付を開始しました。
3月10日、稲盛財団は2023年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。394件の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。
私たちの食生活になじみの深いワカメやコンブなどは褐藻と呼ばれる海藻の仲間です。今回は、その褐藻の生殖や発生について研究をしている北海道大学の長里千香子氏の研究所にお邪魔し、詳しいお話を伺いました。
「稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローシップ」の運営委員やフェロー同士が研究内容について議論を交わす「アドバイザリー・ボード・ミーティング」が10月4日、稲盛財団(京都市下京区)にて開催されました。 I...
大阪公立大学の弓場英司氏は、高分子化学や有機合成化学の手法を使ってDDSのための、微小な「脂質ナノカプセル」を開発しています。いったいどのようなカプセルなのでしょうか。詳しいお話を伺いました。
3月11日、稲盛財団は2022年度稲盛研究助成の対象者50名を発表しました。411件の応募から厳正な審査を経て選ばれた、自然科学系40件、人文・社会科学系10件に、1件当たり100万円を助成します。
私たちの日々を彩ってくれる音楽を、学術的に研究していくことでどのようなことがわかるのでしょうか。文学や社会学、統計学など、他の分野の手法を取り入れながら音楽の裾野を広げる研究を行う九州大学の西田紘子准教授に、音楽学研究の魅力をお聞きしました。
7月1日、2022年度の稲盛研究助成の申請受付を開始しました。
稲盛財団は、2021年5月21日、2022年度の稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローシップの申請受付を開始しました。今年度の募集対象分野は「物質・材料」研究の前線開拓です。
生物・生命系領域